この度のフィギュアグランプリシリーズ2022 カナダ大会でGP初出場の渡辺倫果さん。
今回のGP初出場を掴んだ要素としてコーチの中庭健介さんの存在があります。
渡辺倫果さんが今回飛躍することになったコーチ・中庭健介さんのトレーニング方法や彼の理念についてです。
渡辺倫果と中庭健介の出会いは三井不動産アイスパーク船橋
中庭健介コーチは三井不動産アイスパーク船橋でヘッドコーチを務めていて
渡辺倫果さんが海外で活動できなくなり国内で練習することになったためそこが出会いのきっかけになっています。
中庭健介さんが主に担当している選手としては他に中井亜美さんや周藤集(すどうつどい)さんが在籍されています。
ちなみにですが全体的に平均年齢が渡辺さん以外14才だったのでそこは驚きました。
渡辺倫果さん以外にも有名な選手が在籍しているエリートなスクールですね。
一応三井不動産アイスパーク船橋では生涯スポーツを想定したライフコースとアスリートコースの両方が用意されています。
手ぶらでいけちゃうアイスパーク船橋ということで気軽にアクセスできるそうです。
https://4years.asahi.com/article/14409670
渡辺さんは中庭先生にコーチを依頼する前はカナダで指導されてる
関先生で関先生の方から中庭さんに頼む形で変更されましたので円満な感じですね。
中庭健介コーチは渡辺倫果をどうトレーニングしてGP初出場を掴んだか?
中庭健介コーチは2008~2009年のシーズンにスロバキアで開催された国際大会で初優勝を飾っています。
ですがその2年後ほどに引退して指導者となっているので指導歴は長いということになりますね。
指導の方針では気合や根性というよりかは上手く行くイメージが掴めるのを重視していたりと合理的な感じです。
練習では技ができなくてもいいからとにかくこのまま練習すれば上手く行くイメージを持つことを強調されていました。
指導の特徴は身体動作の「言語化」。ジャンプを跳んだ後、コーチから「いまはどういう感覚?」と聞かれる。渡辺は「いまこういう感じでした」「自分がこういったので抜けたのかな」と説明する。なぜ失敗したのか、どう修正すればよいのかを自分で言葉にすることで整理し、改善していく。
https://4years.asahi.com/article/14409670
他には陸トレでバランス良く筋肉を鍛えることを大事にされてる印象でした。
陸トレは違うジャンルですが北島康介さんなどの水泳選手もそれでトレーニングされているものです。
指導方針としても『圧力と厳しさから理解と未来を与える指導へ』とのことで最近のフィギュアスケートの指導の様子と変わらないかと。
渡辺倫果さんは結果として海外で活動できなくなり日本で中庭健介さんと出会うことになりましたが逆に良かったのではと思いました。
中庭健介のこれまでの実績や凄さなど
中庭健介さんは現在41才。コーチとしては2011年頃から精力的に福岡や三井不動産アイスパーク船橋で活動されていますが、
選手としても凄い人で四回転ジャンプをしたりスロバキアで開催された国際大会で優勝をしていたりと凄い人です。
コーチとしての印象が強いかもしれませんが一応選手としては29才くらいまで活動したのは長いほうだと言われています。
渡辺倫果さんと同じアカデミーの中井亜美選手は選手思いの人という感想を抱いています。
中井:いつも選手想いの先生で、教えるときにホワイトボードを使ってみんなに教えてくれるので、すごく分かりやすいです。
https://news.jsports.co.jp/skate/article/20190310221524/?p=2
合理的な指導で選手からの評判、選手の実績、コーチ歴約10年ということからこれからのフィギュアスケートが盛り上がりそうな予感がしました。
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