エリザベス女王杯G1でルメール騎手がまた勝ちましたね。あまりにもこれまでのレースでも入賞されてきたので一般人やファンからはとりあえずルメールが勝つと予想しておけば良いとも言われているほどです。
一般人(またルメールか…)
ファン(またルメールか…)
オタク(またルメールか…)
オヤジ(またルメールか…)
馬券厨(またルメールか…)
関係者(またルメールか…)
騎手達(またルメールか…)
ルメール(マタ楽シルメールヤラナキャ…)— なめ茸彦@1日目東ロ34b (@Nametakehiko) November 12, 2023
今回はなぜルメールさんが飛び抜けているのか理由について。
ルメールが強い理由 フィジカル面
まず外国人騎手と日本人騎手のフィジカルの違いに着目した元調教師の白井寿昭さんによると手綱の引き方、ムチの入れ方が日本との違いがあるそうです。
団子状態から粘って後半ムチを入れたり手綱に力を入れたり、脚をグッと伸ばして出し抜くのが優れているみたいです。瞬発力ですね。
日本でも近年は練習メニューは実践多めで容易に落馬しないための練習、特にフィジカルトレーニングに時間を割く割合が以前よりも増えています。
日本の競馬は馬群が縦長になるため最後の直線で大きく広がり全体的にペースが上がりやすい展開になるそうです。
ヨーロッパの競馬では馬が団子状態になりやすいレースで密集するのでどこで動いて集団から抜け出すのか、どこでゴーサインを出すかの一瞬の判断力が鍛えられるとのことです。
群れから抜け出すスキルが高いということです。位置取りやレースを読む能力が優れています。
ポジション取りに迷いがなくレースの流れが悪いなと感じたら大胆に動いたり馬を抑える腕の筋肉が評価されています。
ルメールが強い理由 メンタル面
馬の関係者によると勝てる馬を優先的に外国人騎手につけるのでより勝ちやすいという側面も。
気持ちの面からだとヨーロッパの競馬ではレース開催日の前日に日本みたいに公平性確保のために調整部屋に閉じこもるということがないため、
日本の調整部屋に入れられた時に自分の過去のレースをテレビを見て振り返ったり相手の情報を熱心に勉強する傾向があるみたいでそこが評価されています。
競馬の調整ルームはこんな感じです。
他の要素としては一般的に外国人騎手は短期免許を取得して日本のレースに出るため保証がないという点でハングリー精神や条件が厳しいためそもそも強い人しかこないということもありますが、
ルメールさんの経歴や本人の発言を見ていると小さい時から色んな海外の国のレースに出ていたためそういった外国人騎手が強い理由がより色濃いのではと思いました。
ルメールの練習スタイル 独特な点は?
ルメールさん個人はというと海外で経験を積むのが特に大事だと思われているみたいでその理由としては環境を変えて自分の世界観を広げることが大切だとのことです。
例えば過去にはインド競馬に出られていた時にルメールさんはもしかしたら自分はインド競馬とフランス競馬の架け橋になれるのではと考えていました。
以下はインドのレースに出場されて勝った時のルメールさん。
日本とはまた違った団子状態、より密集している気がします。インドはヨーロッパ寄りのスタイルなのかな。
インドのレースで培った技術や海外での経験を日本で活かしていることだと思います。
ちなみにインドでは英語を使われて仕事をされてたそうです、ルメールさん以降5〜6名ほどのフランス人がインドで競技されているとのこです。
他には海外の方が年間の試合数が多いということもありますがルメールさんは意外なことに週末レース、平日は家族のために時間を使ってほしいという日本スタイルを肯定されていました。
ぼくはヨーロッパで盛んなスポーツハンドボールを高校時代やっていましたが向こうでは1日の練習時間が2時間くらいで終わり後は筋トレと家族の時間に当てるという人が多かったので驚いたことがあります。
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